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第35回(田柄フットボールクラブ)

学年を超えてチャレンジできるフットボールクラブ

 今回は、東京都練馬区で田柄小学校を本拠地として、活動している
田柄フットボールクラブにお邪魔しました。監督である植野さんから
お話を伺いました。


写真は植野さん


「田柄フットボールクラブ」ではどんなチームを目指していますか?
 田柄FCは学年全体を通じて、どの学年からでもトップチームに上がることのできるサッカーチーム作りを行っています。いくら5、6年生の高学年だからといって試合に出すのではなく、サッカーの技術を懸命に伸ばし、実力をつけてきていると思った子から選んでいます。サッカーに対してモチベーションの高い子を試合にだすのが方針として考えています。

チーム全体の悩みは何ですか?
 練習に出てくる子と出てこない子がいるのは悩みとしてありますね。試合にだけ出てくる子もなかにはいますが、やはりそれでは試合に出してはあげられません。練習に出ていて、頑張り、実力をつけた子に試合は参加するものと思っています。お父さんお母さんに参加しなさいと言われるのではなく、自分からやりたいと自発的に参加してもらうことを目指しいつも指導しています。

指導面での悩みは何ですか?
 フリーランニングを子供たちに理解させていくことです。サッカーは人が完全に止まっているプレーが少なく、ボールを持っていない時は、パスをもらいに動きますが、ある場面によって、動きを止めることが必要だったり、動く必要があったりと、子供たちに対して「この場所にいろ」と明確には言えません。子供たちにボールを持っている時よりも、持っていない時の動きを教えることは指導者として最も難しい所です。

練習のテーマは何ですか?
 田柄FCではまず、子供たちには1対1を重点的に指導しています。サッカーは1対1の局面がどこかに必ずあります。1対1で強くなることは、サッカーがうまくなることに直結すると考えていますので、指導しているコーチたちもそれぞれ1対1の能力を伸ばすということを頭に入れて、メニューを組むようにしています。

ジュニアサッカーで大切にしていることは何ですか?
 子供たちには、小学生の間はサッカーを嫌いにならないで、サッカーが好きという前提で練習にも取り組んで欲しいというのが願いです。サッカーをやって、一日楽しかったと思って帰り、面白かったから次も来ようというのが小学生時代は大切なのではないでしょうか。

練習のテーマは何ですか?
 田柄FCの子供たちには、サッカーに関わらず、いくつになってもスポーツが好きで、40歳、50歳になってもスポーツに携われる健康な人でいて欲しいです。また、私の願いとしては、自分の育ったこの田柄FCを卒業しても、また次の世代を指導しに来てもらいたいですね。


「ストップ&ゴードリブル練習」

 コーチの周りを子供たちが回り、コーチが合図をしたらその場でストップ。様々な箇所でボールを止めて、ボールの感覚を養っています。

「ボールタッチ」

 おなじみのボールタッチ練習に一工夫して、ボールを扱いながら、バランス感覚もアップ。

「判断を養え!集合ゲーム」

 マーカーで囲まれたエリア内を声を出し、手をたたきながら、ランニングします。コーチが数を言ったら、その数の人数で集合しよう!集まれないと罰ゲームがあるよ。

「3ゴールでシュート練習」

 シュートを狙うゴール数は3つ。コーチにパスを出して、コーチが返すパスに反応してシュートしています。ゴールに名前がついているので、コーチがゴール名前を言ったらそこへシュートを行います。
編集部コメント

 田柄FCさんの練習に訪れ、低学年の練習メニューを主に撮影しました。そのなかで、撮影カメラに映っていた低学年の練習に参加している少年が、練習最後のトップチーム紅白戦に出場していることに気がつきました。あとで、監督にお話を伺うと、田柄FCでは、部員が6年生はおらず、最高学年は5年生で、トップチームは、全学年から選抜されるとのことで、3年生くらいから選ばれる子もいるとおっしゃっていました。体格の勝る上級生相手にも、果敢にドリブルを仕掛け、止められても何度もチャレンジする少年の姿はとてもいきいきとして見えました。
 学年の差を越えて、早い時期からチャレンジできる環境があれば、頑張って実力をつけることで、さらに高いレベル中でプレーし、さらに技術向上が望める環境が田柄FCにはあると感じました。


(ジュニサカ編集部)


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