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Pick Up! ジュニアサッカーチーム



第83回 船橋若松FC

サッカーを通じて高めたいチームの和

今回は千葉県船橋市で活動する船橋若松FCの練習にお邪魔して、総監督の深山さんにお話をお伺いしました。





「船橋若松FC」ってどんなチームですか?
 若松小学校の生徒を中心にキッズから小学6年生まで約70名が通うサッカークラブです。私自身、約40年ほど指導にあたっていますが、もともとは別のチームでいまして、このクラブに移ったのは約10年前。その当時は、5、6人しかいませんでしたね。創設当初はたくさんいたみたいですが、ほかのチームに散らばっていったりして、少なくなってしまったようですね。ようやく今は人数もなんとか…(笑)。練習は基本土・日です。去年までは平日練習も行っていましたが、地震の影響で使えない状況がありますね。やはり平日も練習できればいいのですが…。

チームの指導方針を教えてください。
 チームのホームページにも紹介しておりますが“仲間を大切にする”“明るくあいさつをする”“我慢ができる”“自分の意見を発言する”“心身の適切なバランスを保つ”をモットーに子どもたちが成長していけるよう心がけています。

長いこと指導されていますが、子どもたちの技術は非常に上がっていると思います。
 確かにそうですね。今の子たちの技術の進歩はすごいですね。でも、精神的に弱いところがあったり、甘えたりすることが多かったりしますね。例えば練習中に、「コーチ、靴ひも結んでください」と言ってくれる子がいます。自分で何かをしようと積極的な姿勢をとるのではなく、誰かに頼ろうとする甘えがありますね、やはり。なるべく靴ひもは自分で結べるようにしてもらいたいですね。

チームの何かエピソードや自慢できることはありますか。
 本当に声が出ないところですかね(笑)。いや、先日も6年生が大会で準決勝リーグ(平成23年度 船橋選手権 6年生の部)に出場したんですよ。私も若松に来て、そこまで勝ち進んだのは今までなかったんじゃないかというぐらいなことだったんですよね。保護者の方たちも喜んでいて…。でも相手は強いチームばかりの対戦になってしまって、結局は全敗でしたけどね。ただ、そこでも声は出ませんでした。少しでも子どもたちが声を出せるようになると、チームも盛り上がるんですよね。ひとり、ふたり、3人…と次々と声を掛け合っていくようなチーム、子どもたちにはそういったことを意識してもらいたいですね。

今後のチームの目標を教えてください。
 低学年のうちはドリブルやキックの技術をひとつでもいいので覚えてもらいたいのと、高学年になれば、これまで養ったものをゲームで活かせるようになってほしいですね。そのためにも、やはり土日だけでの練習では厳しい部分も出てくるので、子どもたちが平日も練習できる環境づくりを我々も考えていかなければなりませんね。


うちのチームのオススメ練習メニュー

「クイックドリブルラン」

 約40〜50mをドリブルランニング。真ん中にあるマーカーコーンのところでは、足の裏を使ってスライドする動きを入れます。右でも左でも行えるようにします。練習のはじめには、ボールなしのランニングのみでイメージをつかみます。


「密集コーンドリブル」

 両サイドにある、均等に並べられたカラーコーンでまずはドリブル。そのあと、たくさん並べられたマーカーコーンの間をすり抜けるドリブル練習。なるべくコーンにぶつからないようにし、慣れてくればスピードを上げるようにします。

「レッドorブルー 判断トレーニング」

 2つのチームに分かれて、赤と青のカラーコーンを、ふたり組でパスを交換していきます。コーチの「赤→青」という指示があれば、ペアのひとりは赤のコーンに行き、そのコーンをドリブルして回ります。もうひとりは別の赤のコーンで待ち、ボールを受け、またコーンの周りをドリブルします。その間に最初のひとりは青のコーンに行き、ボールを受けます。他のチームの子とぶつからないように注意。次はどこに行くか、どのコーンが誰もいないか判断する力が求められます。慣れてくれば、「赤→赤→青」「青→赤→青」などバリエーションを加えていきます。

編集部コメント
 今回、取材を通じて感じたのは、「声が出せない」子どもたちがいるということ。実は、この話はいくつか取材をさせていただいて、よく耳にする話です。そのためにどういった指導がいいのか、指導者も頭を抱えることもあるようです。たとえコーチが大きな声で「声を出そう!」といっても、なかなか出ない子はいます。非常に難しいのかもしれません。
  ただ、サッカーはチームスポーツ。ひとりではできません。みんなで協力し合い、声を出し合うことで成り立つスポーツです。深山さんがおっしゃってたように、負け試合であったとしても、チームで声を出し合い盛り上げることで、変化はきっとあるはずです。
  技術の部分だけではなく、そういったことがうまく子どもたちに伝わっていけば、チームも一段と成長するのかもしれませんね。


(取材・文・写真●ジュニサカ編集部 吉村)


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