川崎F、雨中の激戦制し全国へ 大会結果はこちらから
第32回全日本少年サッカー県大会の決勝と3位決定戦が22日、横浜市西区の「みなとみらいマリノスタウン」で行われた。決勝戦では、川崎フロンターレ(以下、川崎F)が、バディーSCを2―2(PK戦勝ち)で下し、初優勝を決めた。
両者の間で繰り広げられたこの一戦は、決勝戦に相応しい好試合となった。試合が動いたのは前半3分。味方からのパスを受けた金子選手がシュートを決めてバディーSCが幸先のよい先制点を挙げた。スタンドの観衆からも大きな拍手と歓声が湧き上がる。しかし、川崎Fは決して慌てることなく、仲間同士で声を掛け合いながら反撃を開始する。前半10分、ゴール前の混戦から川崎Fの選手がボールを押し込んで1―1の同点。試合を振り出しに戻してそのまま前半を折り返した。
後半途中からは大粒の雨が振り出したが、前半に引き続き、両者一進一退の緊迫した試合展開が続く。しかし、その後バディーSCが追加点を挙げ再びリードを奪い、試合の均衡が崩れたかに思われたが、川崎Fも試合終了間際に起死回生の同点弾を決めて粘り強さを見せつける。
試合はお互い一歩もゆずらず、2−2のまま延長戦へと突入。降りしきる雨で足を滑らせながらも、最後までどん欲にゴールを目指す選手たち。結局、延長戦でも決着はつかず、勝負の行方はPK戦へともつれ込むこととなった。
緊張した空気が場内に立ち込める中、祈るようにしてPK戦の行方を見守る選手たちだったが、結局5対4という結果で川崎FがPK戦を制し全国への道を切り開いた。その瞬間、川崎Fの監督、コーチ、選手が雨で濡れたピッチ上で折り重なってひとつになり、喜びを爆発させる光景は、この試合に懸ける意気込みの強さを物語っていた。「選手たちが成長してきたおかげです」と、優勝の要因について語った川崎F監督。全国でも選手たちがさらなる成長を遂げ、活躍する姿を楽しみにしたい。また、決勝戦に先立って行われた3位決定戦では、横浜Fマリノスプライマリーが鮮やかなヘディングシュートで先制点を挙げ、結局これが決勝点となってあざみ野FCを1―0で下した横浜Fマリノスプライマリーの3位が決定した。
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